日本の高等教育2007年03月26日 07時21分30秒

日本ではゆとり教育の見直しの話が出ているけれど、今回はその話ではありません。

こちらに赴任してほぼ1年。こちらの人たちと話をしている中で日本に居ては気づかなかったこともいろいろとありました。その中の1つが日本の高等教育(大学や各種専門学校のカリキュラム)のこと。

日本では世の中にあるかなり多くの(と書くと大袈裟か?)学問や技術を日本語で学ぶことができます。ところが、途上国なんかだと、その国のトップの大学に進んでも母国語での授業ではなく、たいていは英語なんだとか。

母国語で教えられる教員の数が少なく、外国から講師を呼ばなければ、その学問や技術を教えられないのがその理由。だから、高度な学問を学びたいと思う人たちは必然的に英語をマスターしないといけなくなる。


日本語で何でも学べることがいいことなのか、、、と最近は疑問に思うこともでてきました。たぶん、いいことであるのは間違いないんですが、他の国の人たちのように英語を学ぶ必要がないという点が、グローバルな環境で仕事をしないといけない人たちにはマイナスな気がします。

先日も日本のオフィスとのTV会議で、あまりにも会話がすれ違うので、切れそうになりました。目の前にちゃぶ台があったら、いくつかはひっくりかえっていたことでしょう。(笑)